菩提樹の石畳

毎朝、体操の舞台となっている楽心風水館の庭。
その中心にある石畳にご注目ください。
これも、謝先生の作品です。
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「菩提樹」と呼ばれているこの石畳、楽心風水館がオープンした10年前の、
謝先生の渾身の作です。
当時、5月頃から準備を始め7月7日の七夕オープンを目指して、
楽心風水館の全面改装が始まりました。
中でも、この庭には全面に砂利が敷き詰められていました。
この地域の土は粘土質で、水はけが悪く、雨が降るとぬかるんでしまいます。
庭全体がべちゃべちゃになってしまうので、前の所有者の方が、苦肉の策で
砂利を敷き詰めたようでした。
しかし、砂利は歩きにくく、しかも茅葺屋根とのバランスが悪い。
そこで、謝先生は造園に初挑戦!砂利を取り除き、歩くところには自然石を
敷くことにしました。
デザインを考え、石を一つ一つ選ぶ(石屋さんで)ところからスタートです。
石は自然の「生駒石」で、平らな石ではなく、40~50cmくらい地中に埋ま
っている部分もあります。地道な作業でした。
時間が間に合わないので、夜もライトアップしての作業が続きました。
こうして出来上がった、「菩提樹」の石畳です。
今となれば、玉砂利の上では体操はできなかったなあ。
謝先生、さすがです!!
ところで「菩提樹」ってどんな木なんだろう。
あらためて調べてみたら、クワ科の「インドボダイジュ」というのがなんとなくイメージが
似てるな、と思いました。
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「菩提樹」の石畳の中央にある、先生が立つまるい石は古い「石臼」。
石の周りには、「リュウノヒゲ」を植えています。

先生の造園のセンス、本当にすごいなあと思います。(石はかなり好きらしい。)
10年前のこの作品の経験があって、今年の「雨受」ではさらに変化に富んだデザインを
生み出したんだと思いました。

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by rakushin_fusuikan | 2012-03-06 22:57 | 楽心風水館